映画 狂い咲きサンダーロード
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STAY HOMEはまだ少しという事で『狂い咲きサンダーロード』『逆噴射家族』を観賞してみました。石井岳龍監督の作品はいままで観たことがなく、このふたつのタイトルは強烈ゆえにしっかりと記憶に刻みこまれてはいました。
内容はタイトル通り強烈な映画でございました。はい。

狂い咲きは監督が学生時代に制作したというこうですが熱量がハンパじゃないです。てかどんな学生だよ。スゴ過ぎだろ。そしてポスターカッコ良すぎ!

まずは『狂い咲きサンダーロード』。映画『マッドマックス』を彷彿させるこの作品の公開は1980年でマッドマックス1979年と同じ時期に作られています。

両方とも設定は近未来だし。

こんな映画がふたつも作られるとはこの頃、世界になにがあったのか気になる。

どんな内容かと言うといろいろあるけど要は暴走族の抗争。新道路交通法を巡って納得のいかない特攻隊長の仁(山田辰夫)は大暴れ。彼のデビュー作品です。デビュー作にしてとんでもないテンションの映画でございます。

ポスターにあるヘルメット姿の男はクライマックス時の仁です。

音楽を担当した泉谷しげるがポスターの絵も手掛けたらしいです??泉谷しげるて絵も書くんですね。初めて知りました。なによりタイトルバックに流れる『電光石化に銀の靴』という曲がやたらカッコいい!

泉谷しげるはフォークシンガーなイメージでしたがこんなパンクな曲もやってたんですね。絵も書くしパンクだし、だいぶイメージが変わりました。

他にもカッコいい曲をバックに映画は、暴走するバイクに訳の分からない格好した族達がなんだか観ていて飽きない。なんの役にも立たなそうな装備をしてるけどインパクト絶大。ビジュアル強烈。バトルスーツ最高。バズーカも登場。

だいたいセリフも「なんだコノヤロー!!」くらいの事しか言ってないです。とにかく良く分からないけどとんでもない画力で映画はどんどん進んでいきます。

草食系男子である筆者が絶対に近づくことのない人達しか登場しません。

キャッチコピーは地獄まで咲け、鉄鋼の夢
ロックンロール・ウルトラバイオレンス・ダイナマイト・ヘビーメタル・スーパームービー。

声に出して読んでみよう!

映画逆噴射家族

次は同じく石井岳龍監督の1984年公開『逆噴射家族』。おぼっちゃま君で有名な小林よしのりが原案、脚本を書いています。

小林勝国(小林勝也)一家が念願の夢であったマイホームをローンで購入し、幸せな日々を送る。しかし、勝国の父である小林寿国(植木等)が家にやってきてから次第におかしな事になっていきます。

父の部屋の確保にリビングの床を抜いて地下を作ろうとしたり、
家族の持病が悪化したと言いだし家族を襲い出します。

一家は狂乱し戦争状態となり、せっかっくの一軒家は無茶苦茶な事になってしまいます。

この作品も良く分からないハチャメチャな映画という感じですが、なんだろう、謎のエネルギーは『狂い咲きサンダーロード』ど共通している感じがします。

なんかスゴイみたいな。やはり画力は強烈。

この作品を観て面白かったのが再結成したロックバンド、ナンバーガールの2019年ー2020年のライヴツアー名が『逆噴射バンド』であり、狂う目という公式サイトのトップ画面にある画像も映画『逆噴射家族』のチラシそっくりです。

この映画の曲で『親父の逆噴射』という曲がナンバーガールを彷彿とさせるギターリフである事もとても興味深いです。

恐らくバンドのフロントマンである向井秀徳に多大な影響を与えた映画なのだと思いました。

以上STAY HOME中に鑑賞した気になる石井岳龍監督二作品でした。

石井岳龍恐るべし!!