映画『ゲティ家の身代金』感想あらすじ: 2017年公開作品 ゲッティ・イメージズ創業者の祖父 ジャン・ポール・ゲティ

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画像は映画「ゲティ家の身代金」予告編より引用

1973年、石油王ジャン・ポール・ゲティの孫にあたるジョン・ポール・ゲティ3世誘拐事件を基にしたスリラー映画。原作は、ジョン・ピアースンが1995年に発表したノンフィクション小説「ゲティの身代金」。資産家でありながら身代金の支払いを拒否したゲティと、息子を取り戻すべく戦う母親が描かれます。

ケヴィン・スペイシーの降板にクリスファー・プラマーが代役を務め第90回アカデミー賞 助演男優賞、第75回ゴールデン・グローブ賞 監督賞、主演女優賞、助演男優賞ノミネート第71回英国アカデミー賞 助演男優賞等、快挙を成し遂げました。

ジャン・ポール・ゲティはネットで情報なんか検索していると芸能人の画像で「Getty Images」とか書いてありますよね。この会社の創設者の一人マーク・ゲティのおじいちゃんです。

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作品情報

原題:All the Money in the World 2017年/アメリカ/イギリス/133分

監督:リドリー・スコット 脚本:デヴィッド・スカルパ

出演者:ミシェル・ウィリアムズ、クリスファー・プラマー、マーク・ウォールバーグ
チャーリー・プラマー、ティモシー・ハットン、ロマン・ディリエス

あらすじ

“世界中のすべての金を手にした”といわれる大富豪ゲティ。孫ポールが誘拐され1700万ドルという破格の身代金を要求されたゲティは、支払いを断固拒否。彼は大富豪であると同時に稀代の守銭奴だったのだ。離婚によりゲティ家を離れていたポールの母ゲイルに支払いは不可能。息子を救い出すため、ゲイルは事あるごとに脅迫してくる犯人だけでなく、断固として支払いを拒否する【世界一の大富豪】とも戦うことになる。警察に狂言誘拐を疑われ、マスコミに追い回され、疲弊していくゲイル。一方、一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身に危険が迫っていた・・・。

公式HP「ゲッティ家の身代金」より抜粋

感想や見所

石油王はケチすぎる

とにかくジャン・ポール・ゲティの徹底したドケチっぷりが、描かれています。城みたいな家住んでいるというか城を自宅に構えている資産家のゲティは、人に頼むとお金が掛かってもったいないと言って、洗濯も自分でやるし自宅に来た客の電話代も払いたくないらしく公衆電話も設置しています。そしてなにかと控除控除とうるさいです。節税は金持ちにとって重要事項という事でしょうか。

孫が誘拐され身代金を要求されても他の孫にも危険が及ぶからと最もな態度で誘拐犯には応じません。しかしあとで孫に危険が及ぶと要求額を値切りに値切って320万ドルのうち所得控除が受けられる220万ドルのみ支払い、残りは孫の父親に貸し付けて、要求に応じます。交渉中に美術品も購入していて、ここに来ても節税と資産が重要なようです。

そんな畜生なゲティの哲学とは一体なんなのでしょうか。

母親の奮闘

この映画は一方で母親の奮闘の物語でもあります。母親のアビゲイル(ミシェル・ウィリアムズ)は息子を取り戻すべく 元CIAのフレッチャー・チェイス(マーク・ウォールバーグ) と一緒に誘拐犯と交渉し事件解決に向けて全力で戦います。
そしてドケチのゲティとも交渉しなければいけないのでアビゲイルは参ってしまいます。

ちなみにマーク・ウォールバーグが、こういう知的な人っぽい役をやらないので見ていて新鮮で面白いです。

エグイ耳切断描写

ジョン・ポール・ゲティ3世が誘拐犯に耳を切り落とされる場面がありますが、エグ過ぎて見てられませんよ、これ。見所ではあるんだろうけども… あ゛ぁぁぁー!

最後に

ジャン・ポール・ゲティ役のクリストファー・プラマーは、スキャンダルで降板になったケヴィン・スペイシーの代役を急遽務め、9日間でゲティのシーンをすべて撮り直したとは思えない出来になっています。プラマーの年齢が当時のゲティと近いのでより、リアリティはあるのかなとも思います。そして緊張感は途切れず終始スリリングです。

ドケチなゲティですが、ある意味ずっと一貫した態度で生きています。家族だろうがなんだろうがこのビジネスや資産形成する為の節制の一貫性だけは守るという事なんでしょうか。ヒドイ話ですがここまで非情な一貫性がなければやはり金持ちにはなれないというゲティの覚悟みたいなものがあるんですかね。

でも株の取引が開始して価格のチェック中に孫が誘拐された事を聞いても、株価から目も離さず後にしてくれだなんて感情にブレないですねえ。孫は愛しているの間違いとは思いますが。
何故かゴルゴ13を思い出したのは私だけでしょうか?!

しかしリドリー・スコット監督の映画は元気過ぎますね。言うまでもないですが、これからもかならず見ていきます。

公式HP「ゲティ家の身代金」 http://getty-ransom.jp/

押し付けたい度★★★★☆

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