『ジェミニマン』映画感想あらすじネタバレ:アン・リー監督が挑み、ウィル・スミスはウィル・スミスと戦う

スポンサーリンク
映画ジェミニマン
(C)2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

日本公開日2019年10月25日(金)

映画『ジェミニマン』の感想です。

ウィル・スミス、VS若ウィル・スミスの対決映画!というどっかで観たことがあるネタではありますが、“3D+”のプラスはただの3Dではないぞ!のプラスなので、いつもより少しお金を多く払って彼らの対決を3Dで見守りと思います。

ちなみにジェミニとは双子座という意味があります。

※目次2-2からネタバレしています。

スポンサーリンク

作品情報

原題:Gemini Man アメリカ公開2019年/117分/SF
監督:アン・リー
脚本:デイヴィッド・ベニオフ
出演:ウィル・スミス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、クライヴ・オーウェン、ベネディクト・ウォン

ロッテントマト
トマトメーター(批評家)25%
オーディエンス(観客) 84%

あらすじ

史上最強とうたわれるスナイパーのヘンリーは政府に依頼されたミッションを遂行中、何者かに襲撃される。自分の動きをすべて把握し、神出鬼没な謎の襲撃者の正体は、秘密裏に作られた若い頃のヘンリーのクローンだった。その衝撃の事実を知ったヘンリーは、アメリカ国防情報局の捜査官ダニーの協力を得ながら、政府を巻き込む巨大な陰謀の渦中へと身を投じていく。 (後略)

映画.comより引用
『ジェミニマン』本予告

感想

観終わった一言感想は

スゴ腕のスナイパーのウィル・スミスがなんやかんやあって、解決に向かう話を超滑らかな映像で魅せてくれる貴重な体験が出来るぞ!なんか不思議!

こんな映画でした。

結論から言うと結構楽しめたのですが、ニュースの報道でもあるように10月11日にアメリカで公開してから初週で巨額の制作費に対して興行がよろしくないとの事なので、どうなんだろうな~という想いで観賞しました。

近年の映画で歴史的な赤字を出してしまった『移動都市/モータル・エンジン』(2018年)という映画があります。この作品の損失額は190憶円以上だとか。

私はまだ観ていませんが、こういう情報はむしろ観たくなってきますね。

ジェミニマンは移動都市ほどの赤字映画にはならないと思いますが、興行的にはまずい着地で終わると予想されています。

当ブログの作品情報にも載せていますがアメリカの映画評論サイト、ロッテントマトのトマトメーター(批評家)も25%と厳しい見方。一方、オーディエンス(観客)84%と高い数字になっているのでそこそこ楽しんだ人は多いんじゃないかと思います。

事前情報が若干ネガティブな作品ではあります。ドル箱スターと言われるウィル・スミスも今回ばかりは違うのかもしれません。しかし彼の魅力も相変わらず素晴らしくなにより本作は3D+イン ハイ・フレーム・レートという技術で観れるというのが最大の魅力となっています。

あんまりこれで上映することもないのでね。未体験の方はいい機会かなとは思います。

あと100%CGの若いウィル・スミスが登場するので、映像自体がキレイだとより肌感とか動きとか注目したくなったりします。

画面に穴開くほど注目しても、本物の人の顔にしか見えずCGとは私にはまったく分かりませんでした。

すごいですね~すごいですね~技術というのは。

3D+イン ハイ・フレーム・レートとは

ざっくり言うと、超キレイで超滑らかな3D映像で映画が体験できるということです。

通常映画は1秒間に24枚の画像(24フレーム、fpsとかで表記されます)で動かしています。今回ののジェミニマンは1秒間に60枚の画像を使っています。

パラパラ漫画を想像してもらうと画像が多いほうが滑らかになるのはよくわかると思います。

3Dで24枚の画像だと細部が見えずらくなったりと鮮明さに欠けるのですが、60枚も使っているのでとても鮮明でクリアな映像で3D体験が出来るのです。

厳密に言うとこの作品の撮影時は120フレームなので、3Dで120フレームを上映可能な映画館で観るのが一番恩恵を受けることになります。

恐らく関東ではMOVIXさいたましかないですね。

他の3D上映している映画館は60フレームで上映しているので、滑らかでキレイな映像を体験出来ることに違いないですよ。あくまで最大恩恵はMOVIXさいたまであると。

本作のアン・リー監督も120フレームで上映できることを熱望しているみたいですが、なかなか今のところは世界的にみても上映できるところは少ないようですが、通常の映画は24フレームなので60でも超キレイ滑らかだということです。

ただ24という枚数があの独特の映画の質感を生み出しているので、滑らかだとテレビドラマのような雰囲気で重厚感がなくなり、キレイな映像なのに安っぽく感じるという現象が起きてしまいます。

これは不思議ですよねえ。鮮明なほうがリアリティがあるのになんかノレないというのは。

ただの慣れの問題なのでしょうか。

またアン・リー監督は「今の3Dは2Dの追従でしかなく、3Dには3Dの美学があるはずでそれを探求していくべき」とインタヴューで語っていて、なるほどなと思ったりしました。

前作の『ビリー・リンの永遠の一日』(2016年)で既に120フレーム3Dの映画を撮っていたり『ライフ・オブ・パイ/虎と漂流した227日』(2012年)という作品では、やはり3Dでとてつもなく美しい映像で私ジェームズもとても好きな映画であります。

ファンタジックで映像が素晴らしいだけではなく、この映画にあるテーマにもとても感慨を持ち何日も考えを巡らした作品でした。

このように映像に関して飽くなき追及の延長に今回の『ジェミニマン』にも受け継がれているし、挑戦している作品であることに間違いはありません。

監督の意気込みはヒシヒシと感じます。

ただ、私の感想としてはやはり鮮明に見える3Dとしては素晴らしい体験だけども、やはりテレビドラマのようであり緊迫感があまり感じられずアクションシーンはスタントマンの講習ビデオでも観ているような気分でもありました。

それを3Dで観るというなかなか貴重な体験でしたよ。『ホビット 思いがけない冒険』(2012年)48フレームも劇場で観ていないので新鮮さがとてもありました。

見続けるとハマってくるのかもしれないし、今後もっとマッチする作品が出てくるのかもしれませ
ん。

※ここから完全にネタバレになります。
スポンサーリンク

完全に娯楽作品

ヘンリー・ブローガン(ウィル・スミス)という腕利きのスナイパーで政府の殺し屋が、列車に乗るターゲットをゴルゴ13ばりに正確なショットで撃ち殺します。

彼は数多くの暗殺に関わっており、この任務を最後に殺し屋業から引退を決めます。

ボートレンタル屋のダニー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)と食事に行ったり穏やかに生活を送ります。実はダニーも政府関連の人間であとでヘンリーと共に追ってから逃げることになります。

ヘンリーの隠遁生活もつかの間、何者かに襲撃され命を狙われます。調べると政府が自分たちの命を狙っている事がわかりとりあえず逃げることにします。

友人のバロン(ベネディクト・ウォン)の力を借りて彼の隠れみのに行き身を隠しますがすぐに居場所がバレて、襲撃に合います。

そこに現れたのヘンリーそっくりの暗殺者が登場し銃撃戦後、バイクチェイスが始まります。

ここが3Dイン ハイ・フレーム・レートの見せ場!なかなか激しいアクションが観れますがやはり映像が鮮明過ぎる為、なんとも不思議体験へ突入していきます。

かなり強敵のヘンリーそっくりの暗殺者ですが、決着はつかず警察が来て自体は一時収まります。ヘンリーは警察に捕まりますがすぐに釈放されます。

銃を市街地でメチャクチャぶっ放してましたが、まあまあいい人そうだし。はい釈放。

そっくりの暗殺者は逃げるときに帽子を落としていき、これからDNAを採取してヘンリーのクローンである事を突き止めます。

その後、城みたいなところでこのクローンと接触し彼にその事実を伝えます。当然、ここでもただの話し合いとはいかず激しいバトルが繰り広げられ死闘になります。

黒幕のクレイトン・“クレイ”・ヴァリス(クライヴ・オーウェン)から拾った子だと聞かされていたクローン=ジュニア(ウィル・スミス)は自分がクローンである事を認めません。

そりゃそうですね。突然クローンだななんて言われても受け入れられるハズがありません。

この日以降、彼は父親だと思っていたヴァリスに不信感を抱くようになります。

ここでも決着は着かず負傷しながらも城を脱出し、後日ヘンリーとダニーはバロンの助けでまた移動しますがジュニアがまた現れてなぜか居場所がバレてしまします。

ヘンリーに近づき腕をナイフで割くと発信機が出てきました。どうやら過去に埋め込まれてしまっていたようです。

灯台もと暗し。発信機がインプラントされているとは!

しかし、ジュニアはヘンリーたちを信じお互いに行動を共にし打倒クローンを作り暗殺までも目論んだヴァリスを倒しにいきます。

車で移動中、ヴァリスの手下からロケットランチャーを撃ち込まれ間一髪外に出たヘンリー、ダニー、ジュニアでしたがバロンは車の大破に巻き込まれ死んでしまいます。

追い詰めらながらもなんとか手下をやっつけるとヴァリスの最終兵器が登場し、ヘンリーたちを追い詰めます。

この最終兵器は、壁を爬虫類のようによじ登り銃で撃たれても効かない無敵で人間のような化け物です。まるでFPSゲームに出てくる中ボスくらいの強敵であります。

必死にダニーとジュニアも応戦するもなかなか倒れずしぶとい敵でしたが、なんとか倒し顔のマスクをとるとなんとまたヘンリーそっくりのクローンでした。

ジュニアとは違い感情までもがない完璧な兵器となり、人間の形をした武器をヴァリスは造っていたのです。

ヴァリスと対峙したときに彼は言いました「戦争で多くの仲間を失った。彼らを守る為、優秀なヘンリーのクローンを作って平和を築くことの何が悪い」と。

映画ラスト

ヴァリスも倒し、彼から離れたジュニアはヘンリーの助けもあり穏やかに過ごしています。今は殺し屋ではなく友達も出来て笑顔で人と接しています。

ヘンリーともまるで親子のようないい関係を築いているようで、クローンでも親子でも差はないように見えます。この世に生まれし者は複製技術で生まれようが当然ながら尊厳はある訳で、兵器として生きろなどとんでもない話です。

なんだかんだ穏やかな最後を迎え少し感動してしまいました。

ストーリー的なはどっかで観たことあるような既視感溢れる映画ではありますが、娯楽的にはあまり考えたりすこともなく構えて鑑賞する作品という感じでもないので、アクション映画を今観たいテンションの方にはまあまあ楽しめるとは思います。

3D+イン ハイ・フレーム・レートは今後発展しいくのかは分かりませんが、なるとしたら草分け的作品になるかもしれません。

あとメアリー・エリザベス・ウィンステッドの美女っぷりを堪能するのに高画質、映画館の大画面はこれ以上ない環境でありました。

ありがとうございます。

押し付けたい度★★★☆☆

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
SF
直感映画.com

コメント