『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』怪獣キングは誰だ!【感想】

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日本公開日2019年5月31日(金)

エヴァンゲリオンシリーズの監督、庵野秀明版ゴジラ『シン・ゴジラ』(2016年)で、ゴジラが街を焼き尽くすシーンにとてつもない恐ろしさと美しさが同位し、矛盾した感情で胸が張り裂けるような映画体験だったのが忘れられません。日常、当たり前にある東京の街が完膚なきまでに破壊されてしまいます。大量の死人が明らかに出ているであろう光景に圧倒され、呆然と立ち尽くすしかないのです。

この場面はジブリ作品の『風の谷のナウシカ』で庵野監督が原画担当した、巨神兵のビームカットを思い出します。一瞬にしてオームを焼き尽くしてしまう恐ろしい場面でした。『シン・ゴジラ』のゴジラ第5形態は、ナウシカの巨神兵だの憶測が飛び回っていますが真相はよく分かりません。

そして、今年の映画マイケル・ドハティ監督『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)は海外版ゴジラでは3作目にあたります。ティラノサウルみたいなゴジラになってしまった、1作目ローランド・エメリッヒ監督『GODZILLA』(1998年)に始まり、リブートされた2作目のギャレス・エドワーズ監督『GODZILLA』(2014年)、そして今作となっています。

2作目からはモンスターバースシリーズとなっていて、映画『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017年)と今作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は同じ世界を共有しています。マーベルとかDCではお馴染みのシェアードユニバースです。

まさか”ゴジラ”もモンスターバースなんて事になっているとは。ちなみに日本版ゴジラは『シン・ゴジラ』で29作目だそうです。

2作目からはモンスターバースシリーズとなっていて、映画『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017年)と今作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は同じ世界を共有しています。マーベルとかDCではお馴染みのシェアードユニバースです。

まさか”ゴジラ”もモンスターバースなんて事になっているとは。
ちなみに日本版ゴジラは『シン・ゴジラ』で29作目だそうです。

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』予告3
動画は公式サイト「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」より
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作品詳細

原題:Godzilla: King of the Monsters/2019年/アメリカ/132分
監督:マイケル・ドハティ
出演:カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、ブラッドリー・ウィットフォード、サリー・ホーキンス、チャールズ・ダンス、トーマス・ミドルディッチ、アイシャ・ハインズ、オシェア・ジャクソン・Jr、デヴィッド・ストラザーン、渡辺謙、チャン・ツィイー

※以下、ネタバレ注意です。結末や、重要な場面は触れていません。

感想やあらすじ

この映画を一言でいうと、怪獣バトルロワイヤル勃発!

また市街地で!

地球の市街地でがっつりバトります。街が壊れる壊れる。まあ、それはいつも通りですけど、今回は4体の怪獣が死闘を繰り広げます。ゴジラ、キングギドラ、モスラ、ラドンのガチファイト。映画のスクリーンでは巨大生物が暴れまくり、劇場ではとてつもない鳴き声が響き渡っています。完全に映画です。スゴイです。

前回の『GODZILLA ゴジラ』(2014年)と話が繋がっているので、ざっくりあらすじ。

1999年、アメリカのモナークという特別研究機関に所属する生物学者の芹沢緒士郎(渡辺謙)博士一行は、フィリピンの炭鉱崩落事故を調査中、孵化した巨大生物の痕跡を見つけます。

一方、同じ年の日本では雀路羅(じゃんじら)市で原発事故が起こり、メルトダウンしてしまいます。勤務中の核物理学者のジョー・ブロディ(ブライアン・クランストン)は同施設で働く妻サンドラを原発事故で亡くしてしまいます。

それから15年後の2014年ブロディ夫妻の息子フォード・ブロディ(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、父のジョーが逮捕されたと聞き、日本へ向かいます。妻サンドラの命を奪った原発事故の真相を解明するべく、立ち入り禁止区域に侵入したところ捕まってしまいました。

その後、二人は再度、禁止区域の当時の住宅でデータを回収しに行くと警備に捕まり、研究施設に連行されます。そこで見たのはモナークが隔離する”ムートー”と名付けられた巨大生物でした。”ムートー”は研究室を破壊して逃げ出し、ジョーは巻き沿いに合って死んでしまいます。

古代ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた”ゴジラ”の存在を隠蔽し続けてきたモナークは”ムートー”排除の為、”ゴジラ”の再出現を予見します。”ゴジラ”は核燃料を捕食する目的でロシア海軍の原子力潜水艦を襲っていた”ムートー”と対峙する為、60年振りに姿を現しました。しかし”ムートー”は逃げ出し、ユッカマウンテン放射性廃棄物処分場から逃げ出した第2の”ムートー”と繁殖する為、サンフランシスコへ向かいます。 “ゴジラ”も2体を追いかけます。

アメリカ軍は芹沢博士の反対を押し切り核弾頭をサンフランシスコへ輸送し怪獣殲滅作戦を遂行するも、逆に核弾頭を”ムートーに”奪われてしまいます。再び対峙した”ゴジラ”は2体に苦戦を強いられていました。フォードに巣と卵を破壊された事に気を取られた “ムートー”は熱戦を放った”ゴジラ”に倒されます。エネルギーを使い果たした”ゴジラ”は一旦、絶命します。その後、復活し太平洋の海へと姿を消しました。映画は終了。

そして今回の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)では前回の”ゴジラ”出現から5年後が描かれています。モナークの科学者エマ・ラッセル(ヴェラ・ファーミガ)博士と娘のマディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)は施設にいるモスラの幼虫と”オルガ”という交信装置で交信を試みていました。

しかし環境テロリストに機械を奪いエマ達を連れ去ってしまいます。環境テロリスト達の目的は”モンスターゼロ”を目覚めさせることでした。モナークの科学者、芹沢猪四郎博士(渡辺謙)とエマの夫マーク・ラッセル(カイル・チャンドラー)とエマ達を救出する為、テロリスト達の目的地である南極に向かいます。

2人は南極に着き、テロリスト達と銃撃戦になり爆弾が爆発します。基地は崩壊し”キングギドラ”(モンスターゼロ)は 眠りから覚めてしまいます。

ここからどんどん、怪獣キング決定戦を繰り広げていきます。とにかくカッコ良すぎる映像で畳みかけ、激し過ぎる戦いが行われます。

映画はいままでのゴジラ作品オマージュがあったり、 モスラーやモスラー~♪と懐かしいメロディが流れたり、 シリーズを理解していないと分からないところがあると思われます。(筆者も良く分からない)怪獣激突シーンは明らかにそんなの関係ねえ感じで超楽しいです。

公式サイトだとかの怪獣達の画がいちいち魅力的。

”ゴジラ”の迫力はさることながら”キングギドラ”(モンスター・ゼロ)の超怪獣感が凄まじく、登場した瞬間キングはアンタだと即ひれ伏すくらいの存在感があります。 暴れまくってます 。カッコいい!”モスラ”は可愛いイメージを持っていたけど今作は割と虫っぽいデザインでした。そして”ラドン”の土下座シーンは忘れられないですね。

これは神聖なる古代大怪獣達の覇権争いです。目覚めさせたの人間ですが圧倒的な力に人間はまったくの無力です。”キングギドラ”(モンスター・ゼロ)は”ゴジラ”に首をもぎ取られても再生してしまうし、政府の最終兵器オキシジェン・デストロイヤーを食らっても大したダメージもなく、その後、なんと眠れる17体の怪獣を呼び覚ますという絶望の絶望を人類に与えくれます。

もう人間終わった。

人間ドラマの部分では、エマ・ラッセル博士が怪獣を召喚するという”大義の行動”や、芹沢博士の持っている懐中時計が8時15分で止まっていたり、”ゴジラ”に対する博士の最後の行為など、何故だろう?なんだろう?と考えが巡ったりしました。

核、自然、共存、人間という”ゴジラ”のテーマについてや昭和ゴジラを全く知らない筆者は、考えるきっかけとなる作品でした。

押し付けたい度★★★☆☆

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