『ロスト・マネー 偽りの報酬』7月19日、レンタル開始!スティーヴ・マックイーン監督最新作!【感想】

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『ロスト・マネー 偽りの報酬』は2018年に公開されたサスペンススリラー映画。イギリスで放送された『Widows』(1983年)テレビシリーズのリメイク。『それでも夜が明ける』(2013年)や『SHAME』(2011年)などで知られるスティーヴ・マックイーンが監督。脚本は『ゴーン・ガール』(2013年)で高い評価を受けたギリアン・フリン。

ヴィオラ・デイヴィスを初め、ミシェル・ロドリゲス、コリン・ファレル、リアム・ニーソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、エリザベス・デビッキと豪華キャストが並んでいます。

理由は分かりませんが日本劇場公開中止となった本作は、ビデオスルーでやっと観れることとなりました。スティーヴ・マックイーン監督の新作を劇場で観れないのは残念な事です。

原題は『Widows』は”未亡人達”という意味で(最初はウィンドウズだと思てた!)”ロスト・マネー”という邦題とは全然違います。”ロスト・マネー”というタイトルでは、失った金を探す話かな?という印象を持つんですけど私だけでしょうかね。

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作品詳細

原題:Widows 2018年/イギリス、アメリカ/130分
監督:スティーヴ・マックイーン
脚本:ギリアン・フリン
出演者:ヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ
シンシア・エリヴォ、コリン・ファレル、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ダニエル・カルーヤ、ジャッキー・ウィーヴァー、キャリー・クーン、ロバート・デュバル、リーアム・ニーソン

あらすじ

窃盗団のハリー達は、シカゴの市議会議員候補のジャマール から200万ドルを強奪。しかし逃走中、SWAT(特殊部隊)に攻撃されて全員命を落としてしまう。未亡人となったハリーの妻、ヴェロニカの元にジャーマルが現れて1カ月以内に奪った金を返せと脅す。その後、ハリーの500万ドルの強盗計画が書かれたノートを見つけ、窃盗団の未亡人を招集して命を懸けた強盗計画を実行する。

※以下、ネタバレ注意です。結末や、重要な場面は触れていません。

感想と見どころ

映画が始まるとヴェロニカ・ローリングス(ヴィオラ・デイヴィス)と夫のハリー・ローリングス(リアム・ニーソン)の熱いキスから始まり、次の瞬間には車での強盗シーンで画面を激しく揺らし、夫婦の画と強盗シーンが畳みかけグッと映画に引き込まれます。

マックイーン監督は「黒人と白人のカップルを現実にはよく見るが、映画では見ないので私が映像化する」と言っていました。確かにヴェロニカとハリーのキスシーンは普通の映画では観れない画となっています。

そして強盗中、車の爆発場面。明らかにただ事ではない何かが起こっています。

本作はヴェロニカと他3人の女性で強盗をする映画ですが『オーシャンズ8』(2018年)みたいにイケイケで爽快な映画ではありません。夫である窃盗団の男達が計画に失敗し、未亡人となった妻達が集結してどうにもならない現状を打破していく話です。

なので人間ドラマを中心に添えた犯罪アクション映画となっています。

黒人女性であるヴェロニカを中心に、リンダ・ペレーリ(ミシェル・ロドリゲス)、アリス・ガナー(エリザベス・デビッキ)、の3人の女性達の夫は窃盗団です。 市議会議員候補のジャマールから200万ドルの現金を強奪するも、失敗して全員死亡します。

死亡後、市議会議員候補のジャマール・マニングがヴェロニカの家に行き、無理やり部屋に入ります。「妻なんだから金のありかや事情を知っているだろう?」と暴力を匂わせて200万ドルを要求します。返済期限は1カ月です。

脅されたヴェロニカは警察に通報出来ないでいました。ジャマール対立候補のジャック・マリガン(コリン・ファレル)から500万ドルを奪う強盗計画を夫ハリーの秘密のノートで知ります。

ヴェロニカは、ノートに書いてある500万ドル強盗計画を立てます。ハリーの死んだ仲間の妻達と接触して、一緒に仕事をすように呼びかけます。

妻達は夫の死後、問題を抱えています。リンダは自分の店が経営できなくなるし、アリスはDVを受けながらも夫のフロレクと暮らしていました。彼女は仕事はしたことがなく生活が立ちゆかなくなっていました。ベル(シンシア・エリヴォ)は、あとでドライバーとして雇われます。

それぞれの事情があり問題を解決する為、500万ドル強盗計画を4人は決意します。

夫達が使っていたアジトに集まり、ジャック・マリガン宅を調査したり、札束の運搬の練習をしたりして実行日まで入念に計画を立てます。

そして、その日がやって来ました。

ロスト・マネーの舞台はシカゴ

本作はアメリカ、イリノイ州にある都市、シカゴが舞台です。近代的なビルが並ぶ傍らスラムのような建物も近くにあるという景観で、貧富の差が激しいようです。

シカゴはアメリカ凶悪犯罪件数の平均値より上回り、南地区や西地区といった地域が特に危ない場所になっています。(シカゴ中心街は安全!らしい)

『ロスト・マネー』はこういった雰囲気のシカゴの街を映画の中で表現しています。市議会議員のジャマールの弟ジャマール・マニング(ブライアン・タイリーヘンリー)は、奪われた200万ドル回収の為、仕事をしています。この人物は黒人のギャングみたいなのを引き連れて暴力、殺人を使って問題を解決して、自身も顔色ひとつ変えず人殺しをする危険人物です。

このように政治の裏側も描かれます。

ジャック・マリガンは貧しい地区にいき選挙活動をします。しかし、記者に追い回されたり政治にうんざりしている様子で、帰りの車中で「我々は誰と戦っているんだ!」と本音を漏らします。(ここはグランドセフトオートみたいな車内会話になっていて面白い)

こシカゴの空気感、政治、犯罪、そしてヴェロニカ達の奮闘が面白い映画でした。なによりヴェロニカ達を中心に、現実に問題を抱えながらも克服していく彼女達の強さに感動しました。

スティーヴ・マックイーン監督の次回作は是非、劇場で鑑賞したいです。

あとミシェル・ロドリゲスのアクションがないところも注目です!

押し付けたい度★★★★☆

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